こんにちは!
中古のPS2のスターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)を購入したら説明書がない!
今回の記事をオススメしたい方
- PS2のスターオーシャン3DCの説明書について知りたい
- PS2のスターオーシャン3DCの説明書欠品が多い理由が知りたい
今年(2024年)の2月に楽天市場の某ネットショップで中古のPS2のスターオーシャン3ディレクターズカット(アルティメットヒッツ)を購入したら、あるはずの説明書がなかった。
説明書の欠品表記はなかったのになぜ?
というわけで、今回は「中古のPS2のスターオーシャン3ディレクターズカット(アルティメットヒッツ)を購入したら説明書がなかった話とその原因を探る話」を書いた記事です。
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スターオーシャン3DCとは?
スターオーシャン3 Till the End of Time
ディレクターズカット(以下スターオーシャン3DC)は2004年にスクウェア・エニックスより発売されたPS2用のRPG。開発はトライエース。
ディレクターズカットの名の通り、2003年にシリーズ3作目として発売されたスターオーシャン3にバグ修正や戦闘のバランス調整を行い、対戦モードや新しい仲間などの追加要素を加えた、いわゆる完全版的な作品。
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スターオーシャン3DCは3の完全版 |
内容はシリーズでお馴染みのスペースオペラ+剣と魔法が登場する世界を舞台に綺麗なフル3Dグラフィックが60fpsで滑らかに動き、戦闘はシンボルエンカウントで戦闘中はアクションのように自由に動いて攻撃できる。画面比率は16:9対応で映像出力はプログレッシブ対応(480p)
20年経ってからあらためて遊ぶと感じるのはスターオーシャン3は他のRPGの一歩先を行っていた革新的なゲームだったな..ということ。
ただ、そのせいで3はバグが多くて、やっと3DCで完成したというオチがあるけれど。
ちなみに僕が今回購入したのはアルティメットヒッツ版なので、2006年に約3,000円で再発売された廉価版の方です。
購入したスターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)の状態
僕が購入した中古のスターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)の状態を写真で紹介します。
購入した状態まとめ
「パッケージも比較的キレイでディスクは傷なしの美品。ただし、説明書が見当たらなかった。」
パッケージは多少の傷はあるけど、発売から15年以上経っていることを考えると、美品ではないものの綺麗だと思う。ちなみに購入したショップの状態説明は「良い」だった。
ディスクは2枚とも状態は記録面も含めて、傷がほぼない綺麗な美品だった。これは嬉しい!廉価版は前の持ち主が購入しただけであまり遊んでいない個体が多い気がする。
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PS2のゲームでは珍しくディスク2枚組 |
そして肝心の説明書はというと...写真だけ見ると「説明書あるじゃないか!」と思うけど、実はこの説明書が入っているスペースにある白いものは説明書ではなくて、注意事項が書いてある見開き1ページの紙。
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こうして入っているのを見ると説明書にしか見えない... |
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でもこの紙は説明書ではない |
つまり僕が購入したスターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)には説明書がなかったわけです。
ちなみに購入時の商品ページには特に説明書が欠品しているなどの表記はありませんでした。
通常版は説明書が外付けだった
説明書の代わりに注意事項が書いてある紙が入っているのを見て「もしや?」と思ったので、以前から持っていたスターオーシャン3DCの「通常版」を引っ張り出してみました。
そう!実は通常版は説明書がケースに入らなくて、外付けになっている変な仕様でした。
もしかしたらアルティメットヒッツも通常版と同じで説明書が外付けだった可能性があるのかも。
通常版の仕様まとめ
「説明書はパッケージ(ケース)に入らないから外付けだった。パッケージの中の説明書ののポジションには注意書きの紙が入っていた。」
通常版は透明の外袋にディスクが入ったパッケージ(ケース)と説明書が入っている状態で販売されていた。この通常版は僕が2005年ぐらいに新品で購入したものだから間違いない。
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当時物なので、ビニールの劣化が激しい |
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透明の外袋に説明書とパッケージが入っていた |
パッケージと説明書を並べてみるとわかるけど、この説明書はパッケージと同じ大きさなので、物理的にケースの中には入らない。
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説明書とパッケージ裏面は同じ内容が書いてある |
他のPS2ゲームの説明書と比べてみると、この説明書の大きさがよくわかる(普通の説明書より縦に約0.5cm、横に約2.0cm大きい)
たしかに大きい説明書は見やすいけれど、外付けにしてまでこの大きさにする意味は当時から謎だった。
ちなみにパッケージの中の説明書が入るスペースにはアルティメットヒッツと同じく、注意事項が書いた紙が入っている。
アルティメットヒッツも説明書が外付けだった?
スターオーシャン3DCのアルティメットヒッツも通常版と同じ説明書が外付けなのでは?と推測できたけど、確証は得られなかったので、ネットで調べてみました。
すると...
otikaさんという方の「井戸端おしゃべり」というブログの記事で、中古で購入したスターオーシャン3DCのアルティメットヒッツの説明書が外付けだったという記述と写真があった。
そしてネットオフという中古ゲームを販売しているネットショップのスターオーシャン3DCのアルティメットヒッツの販売ページに「説明書外付け」という表記があった。(ちなみに通常版にも同じく説明書外付けの表記あり)
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引用元:ネットオフ |
この2つのソースからアルティメットヒッツも説明書が外付けであると確認できました。
通常版は新作として発売されたものだから、何らかの意図があって説明書を外付けにしたのは理解できるけど、廉価版として再発売されたアルティメットヒッツまで同じ仕様だとは思わなかった...。
発売元のスクエニがパッケージに入る通常の説明書に作り直す手間を惜しんだのかな?
外付けのままだと余計なコストがかかる気もするんだけど、どうなんでしょうか。その辺の事情がよくわからないなぁ。
購入したショップに問い合わせてみた結果
スターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)の説明書が外付けだということが分かって、スッキリしたので、購入したネットショップに「あるはずの説明書がない」と問い合わせてみました。
問い合わせ内容(イメージ)
「購入した商品の販売ページには説明書欠品などの表記はなかったのですが、届いた商品に説明書はありませんでした。ちなみにこの商品は説明書がケースに入らず外付けになっている特殊な仕様です。お手数をおかけしますが、返品交換や返金をしていただければ幸いです。よろしくお願いします。」
ショップの返信内容(イメージ)
「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。在庫を確認したところ、現在同じ商品がないため交換の対応をすることができません。そのため返金の処理をさせていただきます。なお、商品は返送の必要はありませんので、処分していただくかご活用ください。この度は申し訳ございませんでした。」
問い合わせた結果、説明書の欠品が認められて、在庫がないから交換ではなくて返金対応になりました。しかも返送は不要という素晴らしい対応!これはありがたい。
名前は出さないけど、このショップは普段から対応がとても良いです。
問い合わせる前は注意事項が書いてある薄い紙を説明書だと言われたら、どうしよう...と思っていたけど、あっさりとこちらの言い分が認められて良かった。
薄い紙が説明書でないとわかるように写真を添付したのも効果あったかな?
今回のスターオーシャン3DC(アルティメットヒッツ)は500円ほどで購入したものなので、わざわざ問い合わせなくてもいいか...と迷ったけど、説明書も商品の一部と考えれば表記なしの欠品は納得がいかないので、行動を起こして良かったと思います。
スターオーシャン3DCの中古は説明書欠品のものが多い?
今回スターオーシャン3DCの説明書について調べていて、あることに気づきました。
それは通常版、アルティメットヒッツに関わらず中古で売られているものは説明書の欠品が多いということ。しかも欠品していることも表記していない場合も多い...。
僕が見た限り、メルカリやヤフオクはもちろん近くのブックオフ店舗でも説明書がないのに欠品表記なしで売られていました。欠品表記なしで説明書がないのは購入者の立場になると辛い。
ここではスターオーシャン3DCの中古は「なぜ説明書の欠品が多いのか?また欠品していても表記なしなのはなぜか?」という現象の理由を考えてみました。
スターオーシャン3DCが説明書欠品が多い理由
- 外付けだから説明書を無くしやすい
- 説明書だと認識されていない可能性
- 注意事項が書いてある薄い紙が説明書に見えるから
- 最近のゲームは紙の説明書が付属しないから
- PS2で説明書が外付けのものが少ないから
説明書の欠品が多い理由は説明書が外付けでパッケージ(ケース)に入らないというのが一番大きいと思う。最初に入っている透明の外袋に入れたままにしておけば一緒に保管しておけるけど、外袋を捨ててしまうとパッケージと説明書がバラバラになってしまうので、どちらか一方を無くして見つからなってしまう可能性は高い。
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説明書がケースの中に入らないと一緒に保管しにくい |
さらに説明書を読まずにゲームを遊ぶ人もいると思うので、外付けの説明書を「説明書」と認識せずに特典の小冊子みたいなものだと勘違いして、処分してしまっているケースもありそう。
説明書がないのに欠品表記なしが多い理由はパッケージの中の説明書が入る場所にある注意事項を書いた薄い紙があるせいだと思う。よく確認せずに少し見ただけだと、あの紙は説明書に見える。
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注意書きの紙は説明書と同じデザインなのも紛らわしい... |
そして最近のゲームは紙の説明書がなくて、何も入っていない、または注意事項が書いた紙だけが入っている仕様なので、スターオーシャン3DCも最近のゲームと同じで最初から説明書がない仕様と勘違いされるケースもあると思う。
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PS4ソフトは注意書きの紙だけ、Switchは何も入っていない場合が多い |
特に30代より若い世代の人はPS2をリアルタイムで遊んでいないために「PS2のゲームは必ず説明書が付いている」という認識を持っていないから、その人たちが出品したり、お店で査定をしていても説明書がないのをスルーしてしまう可能性はあると思う。
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今の20代前半の人が馴染みのあるゲーム機は3DSあたりかも |
そもそも、PS2のゲームで説明書が外付けになっているゲームは珍しいから、お店ではネットオフのように「スターオーシャン3DCは説明書は外付け」と個別に周知させているケースはレアな気がする。
僕が持っているPS2のゲームで説明書が外付けのものを探してみたけど、いずれも初回限定盤や限定版といった特別な仕様のものだった。
スターオーシャン3DCは説明書がなくても大丈夫?
ここではスターオーシャン3DCは説明書がなくても大丈夫なのか?を考えてみました。
結論からいうと「説明書はあった方が良い」と思います。
理由は戦闘やアイテムクリエーションというアイテムを作成・改造する要素が複雑だから。
特に戦闘はアクションゲームのように自由に動けて「小攻撃、大攻撃、プロテクト」という3要素を上手く使うのがシンプルなようで複雑なのと、バトルスキルも適切に設定する必要があるので簡単に理解できないと思う。僕も最近ひさびさに遊んだら完全に忘れていて「どうだったけ...」と困ったぐらい。
ちなみにゲーム中に各要素の説明のチュートリアルは入るけれど、それをいつでも見れるわけではないし、50ページの説明書の内容をカバーできているとは思えない...。
つまにスターオーシャン3DCを手にした人みんながきちんと内容を理解して楽しむためには説明書が必要。(そもそも、PS2のゲームは説明書があること前提の作り)
ただ、ゲームによっては説明書がなくてもあまり困らなものもあるのはたしか。
参考までに同じスクエニの同じPS2のドラクエ8やFF10だとしたら、そこまでわかりにくい要素がないので、説明書がなくても問題なく遊べると思います。
スターオーシャン3DCの説明書がない場合の対策
僕のように説明書なしのスターオーシャン3DCを購入してしまった場合の対策をいくつか挙げてみました。
2つ目は攻略本を購入する。個人的には「スターオーシャン Till the End of Time
ディレクターズカット
ファイナルガイド」というファミ通から出ている攻略本がオススメです。
ファイナルガイドは基本操作だけではなくて、各種データやダンジョンマップも見れるので、スターオーシャン3DCを遊ぶ時の強い味方です。これがあれば説明書いらずだし、よりゲームも楽しくなる!値段は中古で1,000円以下で購入できます。
リンク
スターオーシャン3DCのPS4版ってどうなんだろうか?
スターオーシャン3DCには2017年に発売されたPS4版(アルティメットヒッツHD)が存在しているので、そちらについても調べてみました。ちなみにPS4版はDL版のみです。
アルティメット ヒッツHD「スターオーシャン」最大の謎が明かされる、シリーズ最高峰のタイトルがPlayStation®4で遂に登場!ソニー・インタラクティブエンタテイメントのHDエミュレーター技術の協力によって、ゲーム内容はそのままでダウンロード専用タイトルとしてHD化。フルHDアップレンダリング技術により、ジャギーの低減と光の陰影など、よりクリアな表現が可能となりました。その他、PlayStation®4ならではの機能としてトロフィー機能やシェア機能、リモートプレイにも対応しています。※ムービーシーンに関しましては当時の解像度のままです。引用元:スクウェア・エニックス(スターオーシャン3 -Till the End of Time- ディレクターズカット)
公式の情報と動画を見た限りではPS4版は「PS2版を内容はそのままで、グラフィックをフルHD化してPS4のトロフィーやリモートプレイに対応した」ようです。
PS2版はD端子接続&480p画質でも今の液晶テレビに映すとジャギー(ギザギザ感)が目立つので、比較するとかなり綺麗になっています。
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PS2版もブラウン管で遊べば綺麗に映る |
価格も3,080円(セール時は1,000円を切る)と安めで、画質も良くて、PS5でも遊べるから今スターオーシャン3DCを遊びたいならばPS4版が一番最適かもしれない。
リンク
まあ、安さにこだわるのならばPS2版が中古500円には敵わないけれども。実際に内容は全く同じだから、画質が悪くても良いならPS2版でもアリ!
リンク
僕が気になったのはPS4版は電子説明書は付いているのだろうか...ということ。明確なソースはなかったけど、ネットの情報では電子説明書はないという話もあった。(自分で購入して確認したら、電子説明書があった)

スターオーシャン3DCのPS2版とPS4版を比較してみた【オリジナル版VSフルHD版】 | ひきこもりの生きる道
スターオーシャン3DCのPS2版(オリジナル)とPS4版(フルHD版)を比較しています。両者を販売形態、価格、画質、説明書、音質、遊びやすさなと様々な面を比較しています。PS4版の変更点もまとめています。
まとめ
PS2のスターオーシャン3DCを中古で購入するときは、僕のように後から説明書がない!とならないように事前にお店や出品者に「外付けの説明書はありますか?」と確認することをオススメします。
昔のゲームは説明書も商品の一部だし、あると思って購入したのに後から説明書がないことに気づくのはショックが大きいですからね...。そして、実際にゲームを遊ぶ時にも困ってしまう。
もし説明書なしのものを購入してしまい、返品もできなかったら、諦めてネットで検索して情報を得るか、中古の攻略本を購入してリカバリーしましょう!
それにしても説明書がパッケージ(ケース)に入らない外付けの仕様って、中古泣かせだと思うし、ある意味でのメーカーの中古対策だったのかもしれない。いや、違うかな?そうだとしたらスターオーシャン3DC以外にも説明書外付けのゲームは沢山あったはず。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!